エコロジカルな住居群ユニットの計画
まちをエコロジカルに造ろうとするとき、どんなことをイメージするだろうか。
エコタウン・ランゲージの「ことば」から選んでみると、下のようになる。
右側に、技術的な解決を与えてみた。 これらを、3600モデュールの平面ユニットを組み合わせる方法と、ジョイント金物による組立・分解、再利用構法を主体として、町屋型の住居群を考えてみる。
下に3600モデュールによる平面ユニットを示す。
このユニットを様々に組み合わせることによって、戸建てでも長屋でも、町屋でも、各種のタイプの住居を造り出すことができる。
ここでは、町屋タイプの住戸で造ったまちのブロックを構成する場合をスタディする。
構造体は、別項の組立、分解、再利用構法とし、ここで考えたジョイント金物と、平面格子に乗せたユニット・パネルによるシステムを採用し、徹底した再利用を図ることにする。
これらの詳細は、別項、「組立・解体・再利用構法」 を参照のこと。
平面型は細長い二階建ての町屋型とし、エネルギーとしては、パッシヴ・ソーラー・システムを主として、天然ガスまたは屎尿を資源とするバイオガスによる燃料電池を設置する。発生する熱は貯湯槽に利用する。
これらは、外壁に取り付けられた設備パッケージに、蓄電装置などとともに格納することにする。
雨水利用を積極的に考え、地下トレンチを造り、連結ポリエチレン雨水タンクを設置する。
自動車は、大きな駐車場とせずに、各戸に柔らかい舗装のスペースを取り、緑化した庭に連続させる。
道路は、歩車共存のボンエルフとし、背中合わせの境界に沿って、避難用の意味ももった背戸道を通す。
各種の多様な平面の町屋、9戸を一群として地域の最小単位を構成する。
この単位のための共用のプラントを設置する。ここには、エネルギー装置として生ゴミおよび、屎尿を資源とするバイオガス発生装置を置き、燃料および燃料電池の燃料とし、プラント上部に設けた太陽電池とともに、ボンエルフの植栽の灌漑用のポンプなどの共用電源とする。灌漑用水は雨水槽と共用の井戸を設置してこれに当てる。井戸は災害時の水源となる。
また、ゴミの分別収集用の一時貯蔵庫を設置し、美観と衛生に資するとともに、リサイクル・センターへと結びつけるネットワークの末端とする。
近隣プラントの詳細は、下図の通りである。
このような形で、住戸単位および住居群単位で、環境、エネルギー、防災に対する生活体としての機能を、確保する。
これらの建設に際しては、コーポラティヴ・ハウジングのような協同組合的事業として計画されることか適当であると考えられる。住居小群としてコミュニティ的な質を獲得する必要があることからも、こうした方法が採用されることが望ましい。
下図は、町屋型住戸の矩計詳細図である。