お茶の文化の松江の「自然のお茶」
(有限会社原田茶輔ー松江市)
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皆様はご存知でしょうか、全国の米どころお茶どころといわれている県の多くが、窒素分による地下水汚染が深刻なのだそうです。
つまり肥料のやり過ぎによるものだそうで、過剰農業の影響がでているようです。
お茶に関して単純化して言えば過肥料にして育てれば、甘味が増すことになるようです。
ただしこれと引き換えに自然な香りが薄れてしまうそうです。

原田茶輔は明治45年創業の「自然のお茶」がモットーのお茶屋さんです。

原田茶輔正面 左:原田社長、右:永瀬専務

昭和40年代 《白折》というお茶は関西方面を中心としてかなりの勢いで販売されていました。ところが、このお茶は、固形茶という名のアミノ酸を添加した味付けがあたりまえでした。
これに対して、原田茶輔はお茶本来の美味しさをお届けしていく方針で昭和46年に工場新築の際《自然のお茶》という看板を掲げたそうです。
物作りをしているものに限らず、本筋を求めていくと人間の力の及ばない自然・宇宙とのかかわりにたどり着いていくようだとのことで、現代の「無添加・無農薬」の流れが出来るずっと前に、哲学的な志向から「自然のお茶」を標榜されています。

もともとは前述森山勇介商店の森山社長から紹介されたのですが、お店と工場に行って見てびっくりしました。
抹茶を挽く石臼が十数台、非常にゆっくりと回っている工場は時間そのものがゆっくり流れているかのように思え、森山商店の静かな木桶蔵との共通点を感じました。

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