解決策はあるのか? 歴史認識すれ違いの基本問題3 |
グローバルな視野 | 自立できる日本 | 21世紀を生きる | 美しい日本 | トップページ |
3.戦後秩序からの脱却 以上の問題を整理して見れば、中国側での問題点と同時に、説明・PR努力不足として片付けるには、あまりに不可解な日本政府の行動が浮かび上がって来る。 その理由について、下記のとおりの仮説を立てて考えれば非常に素直に説明が付く。
■具体的仮説ストーリー(以下のCFが「想定」であり、それ以外は史実、現状認識に基づいている)
こうした状況、つまり不信と復讐心に裏打ちされた軍事・経済力による支配体制から脱却するためには、連合国側に正義があり、日本は侵略国だったとする戦勝国側による歴史の一方的な改竄から立ち直り、今日的な視点からの大東亜戦争の意味の問い直しと、対外的に対等な関係の構築を行わねばならない。 もとより、その為には欧米列強の植民地支配がひしめく当時の日本を取り巻く状況では、他に方法がなかったとする日本側の論理が、中国等戦場となった側から容易には受け入れ難いものであることも改めて認識せねばならない。 また今日中国等アジア諸国に進出している日本企業の活動にも細心の配慮が必要であり、「その社会に貢献すべく活動し、結果として自社も潤う」ように自身を厳しく律する姿勢を再構築せねばならない。 しかしながらそれらに配慮したとしても、なお問題は解決するとは考えられない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
禁無断転載 ©Copyright 2005-2006 Shiro Ikeda All rights reserved |
グローバルな視野 | 自立できる日本 | 21世紀を生きる | 美しい日本 | トップページ |